beachのつれづれなるままに

湘南暮らし。楽しいことやお気に入りなどつれづれなるままに綴ります

祖母は大きな存在

祖母のお通夜前の富士山。


電線が入ってしまいましたが、
うっすら赤富士に。



富士山の麓の火葬場までの道も、
綺麗な富士山へ
向かって行く道でした。


祖母も祖父も5人兄弟で、
参列者の数も多かったです。
私の時は本当に少ないだろうなあ。


私の祖父母の時代は家族や親戚が本当に助け合って
生きていたのだと改めて思います。
家も大工さんが建てた家族の集まる家。
全ての部屋が襖や引き戸で繋がる広い家。
みんなが集まり泊まりにくる家。


お世話になっていたお坊さんは
いつも朗らかで笑顔で迎えてくれた、と
仰っていました。


21歳で終戦を迎え、
青春時代が激動の時代に重なってしまいましたが、
時代のせいにすることなく、怒ることなく、芯の強さを持ち
明るく朗らかに過ごした祖母を心から尊敬します。


昔の写真にあった
初めて娘を産んだときの喜びに溢れた
可愛い笑顔が印象的でした。


祖父の仕事で日本中引っ越したのちは、
広大な畑、茶畑、蕎麦、田んぼ、竹林を
小さな身体で3人子育てしながら
一生懸命管理しました。


そして休みになると泊まりにやってくる大勢の親戚や
姪っ子、甥っ子の世話、
おもてなし、全てこなしていたそうです。
人のためにたくさん働きました。


宮沢賢治の雨ニモマケズの詩そのままの祖母。


いるだけで安心する大きな存在。


祖母の偉大な背中を見て学ぶことができました。
安らかに、ゆっくり休んでね。